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2010年1月12日 (火)

中村 哲さんの最新報告 ⑤

2007年5月になってアフガン難民強制帰還の動きが始まると、「診療内容の改善命令」がパキスタン中央政府より発する。「正規の看護師がいない。州政府へのダブル登録は違法なのだ。州政府認可なら外国からの運営費を使えず、管理者はパキスタン人でなければ」。調査結果は、その法的改善命令は正しいのだ。それなら、九年前に何故通知しなかったのか.。また、ハンセン病に対する医療関係者の偏見が強く、パキスタン人の医療者は就職したがりません。それに、ハンセン病の合併症は、整形外科、形成外科、眼科、皮膚科、神経科と、総合的なケアを要するので、特別な訓練が必要だ。それだかれこそ、自前で診療要員を育て上げてきた現在なのです。--合法性のためには、パキスタン国籍の看護師、医師などを雇用し、「基準」を満たす努力を継続した。だが、今度は、日本人ワーカーのビザ取得が困難になったのだ。ひどい時には2週間しか滞在許可しか得られない。こんな状態になったら、診療実施が出来ないのです。政府から、ひとつ「改善」を達成すると、次の「改善点」を要求されるのだ。こうして役所との対応に忙殺され、とても、診療ができる状態でなくなりつつありました。とうとう、ペシャワール会は、「改善命令が閉鎖要求であり、難民強制帰還に伴う国家方針」と悟って、拠点をアフガニスタンに移して、実質的な診療に力点を注ぐべきだと至った。

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