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2011年6月24日 (金)

M7クラスの首都直下地震は

東日本大震災から早くも3ヵ月、日本列島を含めて地球全体が地震の活動期に入ったといわれる。M9クラスの超巨大地震で岩盤にひずみが生じ。それを解消する地震が誘発される。太平洋沖を南面に延びる「南海トラフ」を震源域とする東海・東南海・南海地震が同時または連動し周期的に発生してきた歴史がある。30年以内に発生する確率は東海87%、東南海70%、南海60%というようだ。3地震が同時発生した300年前の「宝永地震」はM8.6クラスで、大津波が伊豆半島~紀伊半島~大阪湾~九州沿岸を襲い、19日後に富士山が噴火、死者2万人を超えた。同時発生は340~480年周期で起こり、今は「いつ発生してもおかしくない」といわれる状況になっている。2010年12月発刊の河田恵昭著『津波災害』(岩波新書)は、大津波への警告書である。大津波は警報が出たら、高い防波堤があっても必ず避難すること、津波は繰り返すので高台に6時間は留まること、など貴重な教訓が記されている。南関東を震源とする首都直下地震はM7クラスが70%の発生確率で、首都機能壊滅の恐れもある。「その時」は近い。待ったなしの対策が迫られる。(いせ藤記)ー羅針盤から、

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