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2012年9月20日 (木)

2012/06/15 衆議院外務委員会の質疑 ②

さらに服部議員が「学者ということじゃなくて、これはもともと国が起こした戦争、国の機関としてやったことですから、ここはやはり外務省としてきちっと受け止めてやっていただきたいということを申し上げておきたいと思います。細菌戦遺族の皆さんの希望は、日本政府の責任で旧日本軍731部隊等の調査機関を設けて事実調査をまず行ってほしいということをおっしゃっているわけです。ですから、この金子論文が発見されたということを一つの大きな契機として、731部隊の細菌戦の調査研究、真相究明に着手するという決意をぜひおっしゃっていただけませんか」と追及すると、玄葉大臣は「細菌戦に係る事実関係などは、時間的経過などを踏まえれば、政府が例えばさらなる調査を行って事実関係として断定できるかどうなのかといえば、やはりこれはかなり難しいのではないかという風に思っています」と否定的な回答だった。(2012/06/15、「衆議院外務委員会速記録(議事速報)」2ページから)。このように、玄葉大臣はこれまでの731・細菌戦の研究の蓄積を知らずに、あるいは無視して、金子論文は新たな事実を示したかどうかには曖昧な返答をし、今後の歴史家の研究、調査の進展に委ねたいとの答弁で逃げている。今後も731・細菌戦は史料が政府内にないから事実関係が分からないとする日本政府に対し、金子論文は関東軍防疫給水部に所属した医師が書いた文書で、日本軍の軍医学校刊行の『陸軍軍医学校防疫研究報告』に収録された文書であることを強調して、731部隊・細菌戦の活動の事実を認定させなければならない。同時並行で、731部隊・細菌戦に関する国による調査機関の設置を求めていかなければならないのも自明のことである。





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