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2012年9月27日 (木)

原爆被爆者の内部被曝

原爆投下から67年。広島・長崎および全国各地に、沢山の入市被曝者がいて、今なお、原爆放射線による晩発障害で苦しんでいる。何故、内部被曝は軽視されてきたのか。マンハッタン計画の副責任者トーマス・ファーレルは、広島・長崎への現場投下の影響は「空中高く爆発した」ため放射能の影響は軽視出来、1954年のビキニ水爆実験の場合「地上近く爆発した場合」に限って広い範囲が放射能汚染される、とした。つまり、アメリカ政府は、広島・長崎に投下された日から1954年まで「放射性降下物はなかった」と言ってきた。しかし、ビキニの降下物による被害が明らかになってからは、さすがに強弁できなくなり、「水爆の時代に初めて出会うリスク」ということを広く印象づけようとしたのだ。「残留放射線」という言葉がある。「残留放射線を呼吸や水や食べ物と一緒に体内に取り込んだために、直撃を受けたときの被爆、いわゆる外部被爆とは別に、なを上回る内部被曝を受ける」というのが被爆者たちの主張だ。では、残留放射線の被爆はは何か。一つは、原爆が最初に炸裂したときに出る初期放射線、中性子によって誘導された放射性物質だ。爆心地を中心に、それが大量に作られた。もう一つは、きのこ雲に含まれ、非常に広範囲に降った放射性の雨、すす、あるいは目に見えない微粒子などの放射性降下物だった。内部被曝の場合、γ線および中性子線以外にα線およびβ線が影響し、外部被曝に比べ至近距離からの被曝となるため人体への影響が大きい。




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