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2016年7月26日 (火)

Clinical 歯科金属アレルギー ①

高 永和(高歯科医院院長)さんは”歯科金属アレルギーの臨床像”を述べている。―コピー・ペー :
1 .  はじめに
 「現在のところ、……が危険である証拠は存在しない」ということは、直ちに「安全である」ということを意味するものではない。しかし、われわれは時として「安全である」として対応。「安全性」とはそれは、予測に過ぎず、実際使用した際に副作用を生ずる可能性は十分にあるにもかかわらず。
 患者から「保険で認められている金属なのに、アレルギーは起こるのですか?」と聞かれることがある。保険導入する金属を決定するとき、日本補綴歯科医師会では、化学的・生物学的な側面から金合金の使用を推奨した。しかし、当時の総医療費や日本の経済力から、代用合金の使用もやむを得ないとして、金銀パラジウム合金が代用金属の許容限界として導入された。少なくともアレルギー的な安全性を最優先にして導入されたわけではないようである。しかも今日では、当時保険導入を推奨されていた金にさえ、アレルギーがあることは周知のこととなっている。さらに、最近のパラジウム価格の高騰をみると、期待されていた金銀パラジウムの経済的優位すらも破綻しているように思える。
 われわれは、2000年に歯科金属が難治性アトピー性皮膚炎の原因になっていることを報告した。さらに、歯科金属アレルギーによる症状は、口腔内より、むしろ全身に様々な皮膚症状として現れることが多いことも報告。一方、医科の方からは、「適切な薬物療法」、「増悪因子の除去」、「スキンケア」を3本柱としたアトピー性皮膚炎診療ガイドラインに準じる治療を行っても、症状のコントロールの難しい症例が少なからず存在することが報告されている。さらに、アトピー性皮膚炎の発症予防や寛解維持には個々の患者で悪化因子を認識させ、患者の生活環境の整備、ライフスタイルの改善などを積極的に指導することがじゅうようであることも指摘されている。―――皮膚科などで治療に苦慮する難治性皮膚炎において、歯科金属が原因になっている可能性を示唆したものと考えられる。よって、適切な医科歯科連携が構築されれば、歯科金属アレルギーが原因となっている難治性皮膚疾患の症例を見つけ出し、それを治癒に導くことができるかもしれない。



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