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2016年7月10日 (日)

Science 「口腔がん」の「考察」と「検査」 ①

松坂賢一(東京歯科大学教授)さんは「口腔がんの病変について病理学的な点からアウトラインを行う。――― コピー・ペー :
はじめに
 口腔粘膜は、食物や歯の鋭縁、不適合な補綴物等の影響を受け、口内炎による疼痛や歯周炎による歯磨き時の出血等、何らかの症状が頻繁に見られることから、症状があっても放っておいてしまうこともあるだろう。口腔は直接観察することができる部位である。一方、患者も口の中にがんが発生する可能性があることを認識していない人もいるだろう。加齢(高齢者になる事)という現象に”認識無し”の人も居るのだ。加齢現象により人の身体を構成する細胞の遺伝子が傷つき、がんが発生し、超高齢社会である我が国では現在、2人に1人ががんで死亡している。口腔・咽頭がんにおいても同様に、1975年には2,197人、2005年には10,915人程だったが、2015年には19,500人にもと、予想。2010年国立がんセンターの統計によると口腔・咽頭のがんの罹患者数は15,560人で希少がんであるものの、死亡者数は7,179人で罹患者数に対する死亡者数の割合が46.1%で、膵臓がん、胆嚢がん、白血病、多発性骨髄腫、肝臓がん、食道がん、卵巣がん、悪性黒色腫に次いで多い割合と報告。口腔は口腔炎や歯肉炎、軽度の歯周炎等が体調により症状の増悪と軽快を繰り返すことがあるため、早期がんであっても患者自身がたいしたことがないと勘違いして放っておくこともあるだろう。日頃より患者の口腔ケアを行っている歯科クリニックが口腔粘膜の悪性腫瘍についての知識をさらに養うことによって口腔がんの早期発見、早期治療に繋がり、患者の生活の質の低下を最小限に抑えることができると考える。初期がんであれば、91%以上の治療率を示すが、進行がんになると60%以下になってしまうと言われている。
 口腔がんの大部分は粘膜上皮から発生する扁平上皮がんで、舌縁あるいは歯肉から発生することが多い。飲食物や歯の鋭縁、不適合な義歯が慢性的に接触する部位からの発生なのだ。ここでは、特に、扁平上皮がんの発生、浸潤、転移、そして診断に関係して病理学的な立場から解説する。





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