« Science アウトカム志向のクリ二カルパスが医療の質を向上へ ③ | トップページ | Science アウトカム志向のクリにカルパスが医療の質を向上へ ⑤ »

2016年10月 8日 (土)

Science アウトカム志向からクリにカルパスが医療の質を向上へ ④

続き:
4 .  地域医療連携とクリ二カルパス
  2000年初頭、一部の先進的な病院では、院内パスの進化型として地域連携パス(以下、連携パス)が生まれ、地域医療連携の質の向上に寄与していた。近年、連携パスが広く普及してきた背景には、地域医療計画とがん対策推進基本計画に連携パスの整備が示されたことと、その運用が報酬(診療)として評価――― 挙げられる。
  2008年より始まった医療計画では、これまでの基準病床数や医療圏の設定等の量的管理を中心とした従来のものとは異なり、「医療連携」をキーワードに、地域でシームレスな(切れ目のない)医療を提供できるよう地域完結型医療を推進するものとなった。その「医療連携」も、従来のピラミッド型(1次医療~3次医療)の医療連携体制から地域の医療機関による水平型医療連携ネットワークの構築を推進するものとなった。このネットワークを結ぶツールとして連携パスが医療計画の中にはっきりと明示されたもの。具体的には4疾患(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)5事業(救急医療、災害医療、へき地医療、小児医療、周産期医療)の9分野の医療連携ネットワークの構築である。また2007年がん対策推進基本計画においては、「5年以内に全てのがん診療拠点病院で5大がん(肺、胃、肝、大腸、乳がん)の連携パスを整備する」ことが求められ、現在、がん診療拠点病院は勿論、がん診療に力を入れている多くの病院で連携パスが使用されることになった。
  連携パスの意義は、質の高い「患者本位の医療連携」がシームレスに提供されること。さらに、連携パスの運用拡大に伴い、医療連携上の問題点も明らかになるので、それを改善するすることで地域医療の質向上に結びつけることも可能になる。
 



« Science アウトカム志向のクリ二カルパスが医療の質を向上へ ③ | トップページ | Science アウトカム志向のクリにカルパスが医療の質を向上へ ⑤ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック

« Science アウトカム志向のクリ二カルパスが医療の質を向上へ ③ | トップページ | Science アウトカム志向のクリにカルパスが医療の質を向上へ ⑤ »