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2016年12月24日 (土)

成育医療と小児歯科 ①

「内の目外の目」第168回の記述は、井上美津子(昭和大学歯学部教授)さんのレポートをコピー・ぺー:
◎最近の小児歯科事情
 ここ30~40年間の小児のう蝕有病者率の減少は顕著で、厚労省の歯科疾患実調結果をみると、はじめは乳歯のう蝕が減少し、少し遅れて永久歯のう蝕が減少を示している。3歳児歯科健診結果からみても、2014年度のう蝕有病者率は17.69%と、2004年度の29.81%に比べて10ポイント以上の減少。著者(井上)が歯科大学を卒業した1974年当時の3歳児のう蝕有病者率は80%以上で、大学病院でも殆どのしょうにかんじゃの主訴が「むし歯」であったことを考えると隔世の感がある。また、学校保健統計調査の2015年度の結果をみると、幼稚園~高校まで全て約20ポイントの減少を示す。
 このように小児う蝕の減少により、小児歯科医療に求められる役割も変化してきた。来院患者の主訴は「むし歯」~「むし歯予防」にシフトばかりでなく、「歯並び・咬み合わせ」や「口の癖」、「小帯の異常」、「歯の外傷」など多岐にわたっている。臨床でも健診・相談や保健指導にあてる診療時間が多くなり、治療や保健指導もそれぞれの小児の特性に合わせたカスタムメイドなものが求められている現状。
◎生活背景を考えた治療と保健指導
 しかし、少数ながら存在する重症う蝕を有する小児では、貧困や親の無関心など複雑な生活背景が在ることが多く、時には虐待が疑われることもある。これらの問題に対処するためには、従来の歯科治療や口腔ケアを中心とした歯科的なアプローチばかりでなく、生活背景を考えて親の育児を支援し子どもの自立を促す生活支援的なアプローチが必要、場合によっては行政や他職種との連携が必要になる(虐待が疑われるケース)。





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