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2017年1月31日 (火)

安部政治の「嘘」をファクトチェックする ④

続き:
平気で嘘をつく人たち
 最後に、このところ安倍首相の信任が厚い稲田朋美防衛大臣の言動をファクトチェックをしてみた(以下、疑問点を付けてみる)。
 ①2016/08/15、稲田大臣は靖国神社参拝を取りやめ、アフリカのジブチに「ソマリア沖海賊対策部隊」を慰問した。(―しかし、この2年間海賊事件は起きていない。あれほど靖国参拝にこだわってきた稲田氏が、右翼団体からの非難をよそに、緊急性の低いジブチ訪問をなぜ決めたのか?)
 ②稲田大臣は自衛隊の「駆けつけ警護」の決定を前に南スーダン視察を予定。抗マラリア薬を服用したところ蕁麻疹の副作用が出た。9月15日の出発を急きょ延期した。(―国連の報告によると、南スーダンでは8月から9月末にかけて、難民の大量流出、集団レイブ、援助活動への襲撃などが起こり、国連安保理が緊急人道支援を訴えていた。揚げ足を取るようだが、1ヵ月前に訪問したジブチもマラリア多発地帯で予防薬は必須。その時には副作用はなかったのか?)
 ③10月8日、稲田大臣が南スーダンを訪問、首都ジュバに7時間滞在し、帰国後、「衝突」はあるが「戦闘」はないと報告。(―11月に黒塗り解除された防衛省資料には、「衝突発生箇所」が「戦闘発生箇所」とある。国会答弁は虚偽?)
 ④11月15日、南スーダン派遣のPKO部隊に「駆けつけ警護」任務を閣議決定で付与。20日、青森の部隊に任務発令。稲田大臣は自分に全責任があると言明。(―しかし、11日に入って国連事務総長は南スーダンが「カオスに陥りつつある」と声明、ジェノサイドのリスクを警告。これは、安倍首相が国会で「撤収を躊躇することはない」と答弁したまさにその事態ではないのか?)
 事態は動き始めている。トランプ氏が在日米兵の負担増を求め、さもなければ基地の撤退を仄めかすと、稲田大臣は早速「自主防衛」の必要を口にした。それに対して沖縄翁長知事は、基地がされることを「期待して見守りたい」とだけ返した。これが大人の反応というものだ。高江のヘリパッド建設に反対する住民に対し、大阪府警の機動隊員が「土人」と言った。これに対する反応は、怒りと悲しみであった。その分、沖縄は「オール沖縄」の色をいっそう濃くした。
 「オール」と言えば、参議院選で旗揚げをした。そして、知事選では、「オール鹿児島」「オール新潟」の民意が見えた。地元経済を考えればことは簡単ではないが、徐々に「オール反安倍政権」の空気が漂う始めた。折しも、核兵器禁止条約締結に対して、日本政府がアメリカと同じ反対票を投じ、広島、長崎の被爆者が猛反発を受けた。のみならず、核不拡散条約に入っていないインドに原発技術を輸出するという。そうして、震度5弱で福島第2原発3号機の冷却停止が起こった。安倍政権に狂いが生じているようだ。
 自民党が総裁任期の延長を決めた。まさか安倍政権の「道半ば」を延長させる目的ではなかろうが、この頃を境にその終わりの始まりが見えてきたのも皮肉なことだ。メディアは今こそファクトチェックに徹し、政治の闇を暴くときである。
 




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