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2017年2月 3日 (金)

精油は百薬の長となり得るか? ②

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 そこで、エタノールがどのように体に効くかを調べると精油の効き方のおよその察しがつく。最もよく知られているアルコールの作用は酔うことである。酔うと気分が高揚し、能弁になり、顔が赤くなり一見活動的に見えるが、それは実は座っている時の話であって、立つとよろけて真っすぐ歩けなくなる。自動車を運転するとブレーキを踏むタイミングが遅くなり、事故に繋がる確率が高い。
 アルコールが脳の中でどの部分にどのように働くかということは最近では非常によく分かってきているものの、”酒は百薬の長である”の理由に
ついてはこれまで明らかにされてこなかった。そこで、ここではなぜ酒が百薬の長になるのかを考えてみよう。
 まず、乾杯の時になぜビールやシャンパンから始めるのか。今仮に日本酒で乾杯すると、日本酒は胃の中に滞留し、アルコールは徐々に胃壁から吸収され、やがて血中に入る。従って、酔いの回り方は遅くなる。結局それは多量の飲酒につながるのであまりよろしくない。ところが、ビールやシャンパン、すなわち炭酸を含むアルコール飲料は胃の中に滞留せず、すみやかに小腸に到達し、小腸から血液に取り込まれる。そうすると、酔いの回りは早くなり、あまり大量の酒を飲まなくなる。その昔、”斗酒なお辞せず”という言葉があるように、1.8Lも飲んでは―― それは、百薬の長とは言えないだろう。





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