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2017年2月11日 (土)

熊本地震に歯科医師会はどう動いたか ④

続き:
熊本地震に対する歯科医療支援活動報告――― 九地連専務理事  大山茂
 今回の熊本地震に於いては、九地連歯科医師会の指揮下のもとに、九州全県の歯科医師会、歯科衛生士会、福岡県内三大学(九州歯科大学、九州大学、福岡歯科大学)、福岡県歯科用品商組合、および各県歯科医師会事務局の総力を挙げて、南阿蘇地区と益城町への歯科医療支援活動を行った。
 九地連歯科医師会は一つの歯科医師会として災害時相互応援規則を有しており、この規則に則り福岡県歯科医師会が幹事県となり歯科医療支援活動のコーディネートを行ったが、更に山口県歯科医師会にも協力を求め指揮下に入っていただき西原村への支援活動を行った。
現在、メーリングリスト上ですべての出動者に支援活動の報告や問題点等を協議していただいている。その協議の結果を待ち、詳しい報告を行いたいと考えている。今回の報告は概要である。
1. 出動前
 現地への出動に当たっての最大の問題は、歯科医師等派遣するための現地への進入への確保と現地での拠点場所の確保であったが、現地コーディネーターの協力もあり、迅速にこれらを確保できた。
 進入路については事前確認し、現地出動に当たっては安全のため、必ず、全員が定められた進入路を経由することとした。また、出動者には「九地連歯科医師会歯科医師、歯科衛生士」と記載したビブスの着用を義務付けて所属を明らかにし、このビブスを着用することで、九地連歯科医師会の支援活動であることを明確にした。
2. 出動後
 各県歯の出動者や大学からの出動者のリーダーのほとんどが東日本大地震の時に出動した経験を持っていたため、極めて統率のとれた活動を行う事が出来た。また、現地対策本部の立ち上がりから歯科(現地の熊本県歯科医師会コーディネーター)が参加し、出動後は各避難所や施設等でのアセスメントをきちんと行ったこと、そして今回の口腔機能支援チーム(各大学からの出動)も対策本部でしっかりと報告ができ他職種との連携が取れたことで、歯科医師会の支援活動は非常に高い評価を得た。
3. 最後に
 今回は九地連歯科医師会が一致協力し、迅速に的確な歯科医療支援活動を行うことができた。また、九地連歯科医師会としての統一された活動こそが、災害時支援を成功させる最大のキーであることを再認識させられた。
 今回の活動に協力していただいたすべての関係者に心より感謝申し上げる。





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