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2017年2月 1日 (水)

精油は百薬の長となり得るのか? ①

”人間と科学”―272回 吉岡亨(早稲田大学教授)さんのお話 コピー・ペー:
 精油の重要な作用の一つとして殺菌作用について考えてみた。農業の例からも分かるように害虫を殺す薬は一般的にヒトにも害を与えることが知られている。精油の場合にはこれらとは全く事情が違う。精油は昔からアロマテラピー用として用いられてきたことは―270回に書いた。アロマテラピーの使い方としては、イギリスなどではマッサージで擦り込む方法が主流。だが、フランスやイタリア、ドイツではこれを浴槽に入れたり、あるいは教会ではキャンドルでガス化させて香りを嗅がせ、教会に行くと健康になるように細工したようである。
 我が国や台湾では主としてイギリス方式と同じく、マッサージで体に擦り込む方法が行われているようである。マッサージで擦り込んだり、香りを嗅がせることによって、どのように精油が体内に取り込まれるかということについてはあまりよく研究されていない。しかし、精油はオイルの一種であるから、皮膚からは汗腺や毛穴を通って血流に乗るのであろうし、呼吸の場合には肺胞から直接血流に取り込まれるのであろうと推測されている。
 さて、一般的にアロマテラピーに期待する効果としてどんなことが考えられているかというと、興奮した精神状態を鎮静化させることや落ち込んだ精神状態を亢進させるというのがメインであった。その他にもストレスの軽減、緊張緩和、抗酸化作用、痛みの除去、慢性痛の除去等に非常に有効であるとされている。それでは、体内に取り込まれた精油は何故そのように様々な効果をもたらすのであろうか。実は精油分子の一番単純な形はエタノールなのである。エタノールは芳香をもち、江戸時代では手術時の痛み止めとして使われていた。従って、エタノールの人体に対する作用を調べていけば精油の作用のかなりの部分が分かる可能性がある。精油の分子の形からみていこう。単純な形をした精油の代表例としてエタノール、シトロネラとメントールの形を示した(図―略)。この3者に共通した形は炭化水素に水酸基が1つ付いていることになる。





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