« 精油のhdrosol の作用 ② | トップページ | Report2017 データヘルス ① »

2017年3月11日 (土)

精油の hydrosol の作用 ③

続き:
これはまさにギターから流れ出る異なった周波数がそれぞれの人々の心の琴線に異なった心理効果をもたらすのと同様であろうと説明された。そしてこのそれぞれの人々のもつ固有振動数はそれぞれの人々が体内にもっている異なった状態の水分子から発せられるという説を唱えた。人間の体の65%が水であることが知られていたが脳と肺は80%近くの水を含んでおり、それらが身体を構成する分子の相互作用でそれぞれ特有の振動数を持つに至ったという説明がされてきた。そこでは科学的に分子間の水素結合があるからだという風にされてきた。更にまた、体内に存在するいくつかのタンパク質、DNA、炭水化物、無機酸、有機酸、それらはすべて水素結合をもつことが知られており、それから(彼らは測定したわけではないが)ラジオ波領域の分子振動波が生み出されるとした。近年に至ってラジオ周波数の10~500kHz にわたる電磁波が体に良いとされるわけはセルの生存に必要なヒートショックタンパク質が産生されるからであると、ますます精油は科学的になってきた。ラジオ周波数の範囲の電磁波によって体内のヒートショックタンパク質が増加し、免疫力が増すというのは我々の年来の主張と同じであるので、この点に限って言えばラジオ周波数の電磁波は体に良いと言えるが、ハイドロゾルがそのような周波数を放出するということはまだ証明されていないので、物理的周波数とハイドロゾルのもつ固有周波数が同じくヒートショックタンパク質を産生するのかというのはいささか論理に飛躍がある。
 ところが、同じく2004年にイギリスの E. Ernst が Bioresonance という用語はまさしく似非科学用語であるという説を発表した。まずは Bioresonance という言葉は物理学の辞書に見当たらない。そして、 Bioresonance を提唱している人たちの論文には証拠となるべきデータが示されていない。また、論理が滅茶苦茶だ。要するに、エビデンスをもたない説であると切って捨てられた。しかし、このErnst の論文にも何もデータが無い。ここで我々が判定を下すとすれば、ラジオ波は確かに体に良いが、ハイドロゾルが体に良いとするには証拠不十分である。今後ハイドロゾルを主張すべき人が成すべきことは、ハイドロゾルを飲用した際にヒートショックタンパク質が増加するというデータを提出することであろう。




« 精油のhdrosol の作用 ② | トップページ | Report2017 データヘルス ① »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 精油の hydrosol の作用 ③:

« 精油のhdrosol の作用 ② | トップページ | Report2017 データヘルス ① »