« Science 歯磨剤の科学とフッ化物のメカニズム ⑥ | トップページ | 精油のhdrosol の作用 ② »

2017年3月 9日 (木)

精油のhydrosol の作用 ①

「人間と科学」 第273回 吉岡亨さんの文 コピー・ペー:
 ELSEVIER社(学術雑誌出版社)で出している雑誌に Bioresource Technology (生物資源技術とでも訳?)という名前の雑誌が出ており、そこでは精油の水溶成分、ハイドロゾルがいかに健康に良いかという論文が多数出版されている。前号でも紹介したようにある種の精油は炭化水素から成っている骨格にOH基がついているものがあり、それらはエタノールと同じ性質をもち、水に溶け、細胞(セル)に対していろいろな作用を示すことを紹介した。このような構造をもつ精油は多かれ少なかれ水溶性で、精油を通常の蒸留法で製造するときには必ず水溶成分が産生されてくる。これは昔からハイドロゾルと呼ばれており、当初は精油製造の際の副産物として捨てられていた。しかしながら、最近その水溶成分も芳香をもち、精油に比べてマイルドな効果をもつことが知られるようになり、一躍脚光を浴びるに至った。本題に入る前に、ハイドロゾルの名前についてもう少し詳しく述べておこう。ハイドロ(hydro)は水を意味し、、ゾル(sol)は溶液を意味している。従って、ハイドロゾルとは水溶液という名前にしか過ぎないが、アロマテラピーの世界では特別に精油の水溶成分という意味をもって使われている。
 このハイドロゾルの特徴は、そのすべてがやや酸性(pH4.5~5.5)を示し、強い芳香をもつことから、飲料用として良いのではないかと考えられてきた。因みに、コカ・コーラのpHは2であり、胃酸のそれとほぼ同じであることを考えると、pH4.5~5.5という数字は弱酸性で、味覚ではほとんど認識できない程度の酸性である。ハイドロゾルの有用性が声高に議論されだしたのは2004年頃からであった、漢方薬と同様に病弱な体質に良いとされてきた。
 ところが、このハイドロゾルこそが普通の精油よりもさらに体に良いと考える一派が同じく2004年頃に多数現れた。何故ハイドロゾルだけが体に良いと彼らは主張しているのであろうか。代表的な論文としては S.M.Schorr が2004年に著した論文ではこう述べている。




« Science 歯磨剤の科学とフッ化物のメカニズム ⑥ | トップページ | 精油のhdrosol の作用 ② »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 精油のhydrosol の作用 ①:

« Science 歯磨剤の科学とフッ化物のメカニズム ⑥ | トップページ | 精油のhdrosol の作用 ② »