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2017年6月 6日 (火)

Science 必要な糖と代用甘味料の知識 ⑥

続き:
7. 甘味料による副作用
 人工甘味料類は天然に存在しないので、発がん性などの副作用が想定されるが、通常、発がん試験で問題があれば使用許可は下りないため、現在使用される甘味料は通常摂取に問題はない。さらに発がん試験は非常に極端な条件下で行われているので、おそらく天然の糖類でも同じ条件で試験をすれば、何らかの体調不良は避けられず、リスクは変わらない。しかし、もののとらえ方は個人によって異なるので、正確な情報提供を行うことに努め、あとは本人の選択に委ねるべきであろう。
 最近、甘味料によるアレルギーが報告されている。医師1079人対象の調査で、21人から33例の報告があり、原因としてはエリスリトールが16例、キシリトールの10例であった。ステビア、サッカリン、ガラクトオリゴ糖、ソルビトール、アセスルファムカリウムも原因に挙げられている。食品が原因であることの以外に、歯磨剤や薬剤に含まれる甘味料が原因でアレルギーを発症した例も報告されているので、デンティストとしては歯磨剤中の甘味料にも注意が必要だろう。
 基本的に甘味料だけではう蝕の予防や抑制は難しいが今まで述べた文章を活用され患者さんに知識を提供してもらいたい。また、キシリトールなど代用甘味料について指導される際は、それらの副作用やう蝕予防効果の限界について理解した上で、食品のバランスも含めて患者さん指導に取り入れていただきたい。



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