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2017年8月28日 (月)

認識システムの最先端 第4回 ①

”人間と科学” 第279回 梅崎太造(名古屋工業大学教授)さんの4回目の研究文 コピー・ペー:
■留学中の研究グループ移籍
  平成5年9月より、文部省の大学教員留学制度により米国ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学(CMU)に1年間客員研究員としてお世話になることになった。当初、音声認識に関する研究グループに所属していたが、CMUのロボティクス研究所の見学会に参加させてもらったとき、研究レベルの高さはもとより、多大な研究費と研究設備の凄さに驚愕した。特にロボットと画像処理に関する研究内容と実用化に近い開発レベルに感動した。見学会の次の週、悩みに悩み、当時ロボティクス研究所の所長であった金出武雄先生に研究グループの移籍を申し出た。金出先生からは、「君が我々にとって必要な技術を持っていることを証明しない限り、必要性を感じない。企業の研究員と違って研究費を持ってきていない大学教員は、立場的には学生より下だ」と厳しい指導を受けた。ただし、しばらく学生が利用している共同利用の計算機は使って良いという許可を得た。23年以上前のことなので、詳細には覚えていないが、向い合せて10台ぐらいのサン・マイクロシステムズ社のワークステーションが置いてあったが、学生の数より計算機の数が少ないため、私に何ができるか?指紋の研究は既に開始していた時期であるが、私自身の研究経験としては、音声の合成と認識に関する研究だけであり、画像処理に関する研究は日本の学生に指導するのみであった。そのため、画像処理の基本的アルゴリズムからやり直しが必要であった。最初の2、3日は、近隣で研究している院生の研究内容を見ては質問していた。その中でドクターの院生の研究内容は、ナンバープレート(車番)位置の自動検出である。彼は多変量解析や当時よく使われていたパターン認識技術を多種類試したが、すべて95%程度の検出率しか得られず、後の5%を詰めるのに苦労していた。そこで私は、留学する前から勉強していた人工神経回路網(ANN : Artifical Neural Network)を用いて、車番認識にチャレンジすることにした。

 






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