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2017年8月 5日 (土)

~最近の認知症を取り巻く動向~ ④

続き:
4. 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)における口腔機能(衛生)管理
 認知症対応型共同生活介護(以下、グループホーム)は認知症高齢者の共同生活の場であることから、特別養護老人ホーム等の他の介護保険施設とは異なり、看護師やリハビルテーション専門職等の配置が義務付けられているわけでなく、唯一介護支援専門員の配置が義務付けられているのみである。看護師、介護福祉士等の専門職の配置も少なく、ヘルパーまたは介護福祉系の資格を持たない職員も少なくない。その一方で、認知症グループホーム入居者は高齢化し、さらに介護度も重症化している。そういった中、医療との連携を評価した医療連携体制加算、さらには認知症グループホームでの看取り対応の強化に向けた看取り介護加算も整備されてきている。
 高齢者の口腔環境に目を転じると、8020運動の効果もあり高齢者の多くは多数歯を残しており、認知症高齢者もそれは同様である。高齢期、特に80歳代になると認知症発症率は顕著に高まり、さらに認知症が重度化するにつれ、自己の口腔衛生管理(歯磨や義歯清掃等)が困難となるばかりでなく、介護者による口腔衛生管理支援(口腔ケア)の受け入れも拒否等により困難となり、歯周病やう蝕が急速に進行するケースが多くなる。また、認知症の人は歯周病やう蝕による違和感、疼痛等の明確な訴えが出来ないケースンが多く、介護者(家族も含む)がその進行を把握できないまま進行し、病状が重度化して初めて把握されることも少なくない。
 グループホーム入居者の口腔に関する課題も同様であり、歯科専門職による定期的なアセスメントおよび継続的な歯科治療等が不可欠であることは言を俟たない。一方で、グループホームの協力歯科医療機関は、個々の入居者に対する歯科治療が主体であり、他の入居者の口腔内の問題が見過ごされ、放置されている可能性も高い。以上の状況を踏まえグループホームにおける口腔機能(衛生)管理のあり方について4点の必要性が把握された。
          !)口腔衛生管理のzセスメントの実施
          2)口腔衛生管理のケアプラン
          3)職員に口腔衛生管理←助言・指導(歯科専門職等)
          4)認知症グループホームで、カンファレンスの実施
                                           以上





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