« Clinical 歯科における耐性菌を増加させない抗菌療法 ③ | トップページ | Clinical 歯科における耐性菌を増加させない抗菌療法 ⑤ »

2017年9月26日 (火)

Clinical 歯科における耐性菌を増加させない抗菌療法 ④

続き:

5. 術後感染予防抗菌薬

日本化学療法学会・日本外科感染症学会編集の「術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドラインより抜粋を示す。感染症治療薬と同様にペニシリン系薬が推奨され、処置1時間前に服薬が推奨されている。投与72時間以降は耐性菌の出現が多いため、投与期間は単回から48時間まである。

おわりに

 歯科における適正な抗菌化学療法はペニシリン系薬が第一選択薬となる。わが国では、アモキシシリン/クラブラン酸は成人、小児ともに保険適用外、スルタミシリトシル酸は成人には適応外使用となっている。そのため、世界の基本薬剤であるアモキシシリン/クラブラン酸などのβラクタマーゼ阻害薬配合のペニシリン系薬が処方できるように歯科保健適応の取得について進めていく必要がある。また、術後感染予防の抗菌薬に関しては処置前の服用について検討する必要がある。なお、予防抗菌薬の投与期間は短期間が推奨されているため、「抜歯後3日間分出しておきます」の概念はなくなったことを認識する必要がある。

« Clinical 歯科における耐性菌を増加させない抗菌療法 ③ | トップページ | Clinical 歯科における耐性菌を増加させない抗菌療法 ⑤ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Clinical 歯科における耐性菌を増加させない抗菌療法 ④:

« Clinical 歯科における耐性菌を増加させない抗菌療法 ③ | トップページ | Clinical 歯科における耐性菌を増加させない抗菌療法 ⑤ »