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2017年9月28日 (木)

Clinical 歯科における耐性菌を増加させない抗菌療法 ⑥

続き:
◍ 顎炎、骨炎(3群)に対する第一選択薬(初期治療に推奨される薬剤)
  アモキシシリン(サワシリン)   1回500mg   1日3回
                 小児は 1回15mg/kg  1日3回
  アモキシシリン/クラブラン酸(オーグメンチン)    1回250mg   1日3回~1日4回
  スルタミシリントシル酸(ユナシン)   1回375mg   1日3回
                  小児は 1回10mg/kg  1日3回
  ・ アモキシシリンの1回投与量が保険適用外
  ・ アモキシシリンクラブラン酸は成人、小児共に保険適用外
  ・ スルタミシリントシル酸は成人には適応外使用があるが、小児は保険適用外
  ・ 社会保険診療報酬支払基金審査情報では原則としてスルタミシリントシル酸を手術
    創などの二次感染、顎炎、顎骨周囲の蜂窩織炎に処方した場合、当該使用事例を 
    審査上認める
◍ 顎炎、骨炎(3群)に対する第二選択薬(ペニシリンアレルギー、消炎処置不可能などの際に推奨される薬剤)
  シタフロキサシン(グレースビット)   1回100mg   1日2回
  クリンダマイシン(ダラシン)       1回150mg   1日4回
                   小児は 1回10mg/kg    1日3回
 3群に対する推奨薬剤は、海外の治療ガイドと同様に嫌気性菌に抗菌力が強くβラク
タマーゼに分解されにくい薬剤が推奨されている。アモキシシリンは消炎処置が施行された症例で推奨される。
 急性炎症症状が、著しく、開口障害、嚥下困難を伴う重症の顎炎、顎骨周囲の蜂窩織炎では注射剤が推奨される。特に蜂窩織炎では隙の開放も必要である。   
     





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