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2017年11月17日 (金)

トランプ VS.  メディア ②

続き:

 この状況を生み出した主な要因は二つある。

 一つは、明らかにトランプ大統領自身の発言・行動だ。

 もう一つは、メディアの報道である。

 まず、一連の「ロシア・ゲート」が大きく注目されたのは、ワシントン・ポスト紙が報じたマイケル・フリン氏と駐米ロシア大使との密会を巡るスクープだった。― ワシントン・ポスト紙は二人のやり取りを盗聴した内容にアクセスできる政府関係者9人から確認をとった情報として報じ、→フリン氏は国家安全保障担当特別補佐官を辞職。

 その後、司法長官でトランプ大統領の盟友のジェフ・セッションズ氏も、ロシア大使と接触していたことが報じられる。司法省はFBIの上部機関だ(それ故にトランプ大統領はセッションズ氏をトップに置いたのだろうが)、この報道によって、セッションズ氏は司法長官でありながら、捜査に一切関与できなくなった。

 フリン氏もセッションズ氏も、トランプ大統領が選挙戦中から頼りにしてきた存在で、大統領選の勝利後、重要職に就任。そのうちの一人が政権を離れ、今後、捜査の対象となり取り調べを受ける立場、― 捜査に影響力を行使できるはずだった一人が捜査に不関与なる事態が、トランプ大統領にとって大痛手であることに間違いない。トランプ大統領がしきりにセッションズ氏への批判を繰り返すのは、司法長官を交代させたいからと見て間違いないだろう。

 さらに、最側近の娘婿で、ホワイトハウス上級顧問のジャレッド・クシュナー氏も、ロシア政府との不適切な接触が報じられる。それは、クシュナー氏が政権発足前にロシア大使館を訪れ、ロシアとの裏交渉ルートの設置を持ちかけたとするものでなどだった。その際にクシュナー氏はロシア大使館の通信施設を利用することを提案したとも報じられている。NBCテレビの解説者は、「交渉の内容を米国の情報機関に知られたくないからとしか考えられないが、もし本当であれば、極めて憂慮すべき提案だ」と述べた。

 コミ―氏の辞任に司法妨害の疑いが向けられるきっかけは主要メディアの報道だった。コミ―氏の解任翌日にNBCテレビのインタービューに応じたトランプ大統領は、解任はコミ―氏のトップとしての統率力に問題があったからでFBIを立て直す必要があったと主張。それで、FBIを立て直す必要があったと主張。→解任の正当性を強調したトランプ大統領だったが、ニューヨーク・タイムズ紙が、コミ―氏が在職中に書き溜めたメモの存在を報じたため、トランプの目論見は崩れる。



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