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2017年12月 2日 (土)

弱くて強い植物の話(1) ②

続き:
 人の往来が多く踏まれやすい所に生えている雑草を見ると、横に葉を伸ばしている。踏まれて横に倒れているものもあるが、元来、横に伸びる種類だったり、踏まれた刺激を受けて、横向きに茎を伸ばしていたりする。縦に伸びればダメージが大きいが横に伸びればダメージは小さい。
 何も上へ上へと伸びなければならないというものではない。伸びる方向は自由である。雑草は踏まれたら立ち上がらない。しかし、「踏まれても踏まれても必ず花を咲かせて種を残す」のである。
 「雑草」というと、何でもない草が、何となく生えているような気がするかも知れないが、そうではない。道端や畑など、雑草が生える環境はかなり特殊な環境である。そのような場所に生えるためには、特殊な能力を必要とする。その性質は「雑草性(Weediness)」と呼ばれている。この雑草性を持つ限られた植物だけが、雑草として振る舞う事が出来る。
 日本には約7000種類の種子植物があるといわれているが、雑草として扱われているのは、わずか500種程度である。しかも、よく目にするような主要な雑草は100種にも満たない。雑草として邪魔もの扱いされるのは、大変なことなのだ。
 一口に雑草と言っても、さまざまな種類があるが、「雑草」と呼ばれる植物には、共通した特徴がある。― 何だろうか。
 雑草の共通した特徴は「弱い植物である」ということ。「雑草のように強く」という言葉もあるが、実は植物学では、「雑草は弱い植物」とされている。「弱い」というのは、「競争に弱い」という意味である。自然界は、激しい生存競争が行われている。それは植物の世界も同じことなのである。
   http://masa71.com/     更新しましたので宜しく。
 




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