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2017年12月23日 (土)

インタビュー記事 ①

「世界 12」本誌編集部 熊谷 伸一郎さんと蓮池 透さんとの対談のインタビューをコピー・ペー:
―― 安倍総理は今回の総選挙を「国難突破解散」と銘打ち、北朝鮮脅威論を煽る一方、拉致問題については言葉上では触れているものの、具体的な行動を取っているようには見えません。北朝鮮との緊張関係を含め、現状をどう蓮池 透さんはどう捉えておられますか。
蓮池 もともと安倍政権には期待をしていませんでしたが、失望を深めています。
 今年9月17日、安倍総理は東京都内で行われた「今年中に全拉致被害者の救出を! 国民大集会」に出席し、冒頭の挨拶で、北朝鮮の弾道ミサイル発射や核実験の強行などの「暴挙」に対して、「国際社会全体で北朝鮮に対して最大限の圧力をかけなければならない」「日本が米国と共に議論を主導し、安保理が全会一致で採択した、格段に厳しい制裁措置を履行していくことが重要」と語りました。しかし、拉致問題に関しては、「安倍内閣の最重要課題である」「最優先で取り組んでいく」「拉致問題は安倍内閣で解決させる」「被害者の方々とご家族の皆様が抱き合う日が訪れるまで私の使命は終わらない」など、いつもの常套句をちりばめるだけで、なんら具体的な内容をともなわない発言に終始しました。
 私自身は2010年以来、被害者家族会を退会しており、この集会に出席していないので、出席した人に聞いた話なのですが、会場から首相に「いったい何年たったと思ってるんだ!」というヤジも飛んだそうです。例年、この集会に集まるのは基本的に安倍内閣を支持する人たちで、このようなヤジは今までなかったことだと思います。
 今年は、2002年の小泉訪朝と日朝平壌宣言から15年の節目の年です。普段はマスコミの取材を積極的には受けない弟(拉致被害者・蓮池 薫氏)も、今回は取材を受けていました。節目の年だからこそ、事態を動かしたい。もう「次」はない。「20年目」まで待つことはできないという思いからです。
 今年4月に行われた拉致被害者家族との懇談で、家族から「今年中に全ての拉致被害者の救出を実現してほしい」という切実な訴えを受けたときにも、やはり安倍首相は前述の常套句を繰り返していました。結局9月の集会まで具体的な対策を取らないままで、さらに集会で「最優先で取り組む」と言った舌の根も乾かないうちに、解散総選挙を表明してしまいました。無責任のきわみです。
 「最優先」、「最重要」、「再び抱き合える日まで」といった常套句は、今回出たヤジが象徴しているように、拉致被害者家族にとって、もはや慰めにもならない。口先だけで「最重要」「最優先」と言われて、毎年毎年、見果てぬ夢を見せつけられているだけです。年内にできないならできないで「今すぐには無理だが、努力するのでもう少し時間をくれ」と言ってくれたほうがよっぽど真実味があると思います。
 安倍総理は、集会の三日後の9月20日には、国連総会で北朝鮮の核・ミサイル問題について「必要なのは対話ではなく、圧力だ」と演説しています。対話より圧力というのなら、拉致被害者問題はその先どうするつもりなのかと聞きたい。この15年間まったく新しい展開はないし、進歩もない。私は、「圧力」は、逆に拉致問題の解決を遠のかせるのではないかと危惧しています。





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