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2018年1月 3日 (水)

弱くて強い植物の話 (2) ②

続き:
 ミツバチは人間に見えない紫外線を見ることができる。どうして見えるのかとミツバチに問えば、人間はどうしてこの色が見えないのかと、聞かれてしまうだろう。コウモリは人間には聞こえない超音波を聞くことができる。超音波が聞こえることはどのような感覚なのかと質問されるだろう。何も人間の生き方が当たり前ということではない。
 むしろ、生き物たちにいわせれば、余計なことに頭ばかり使って悩み苦しんでいる人間のような生き方こそが珍しいかも知れないのである。
 私たちはお彼岸には、先祖を供養するためにお墓参りをする。あなたの先祖をたどってみると、どこまで遡れるだろう。
 三代前は、もう分からないという方もいるだろうし、十代以上も家系が遡れる方もいるだろう。あなたの先祖が何代前まで、あるいは何年前まで遡れるかは分からないが、ずっとずっと先祖を遡り、もう数十万年前まで、たどっていくと、人類は共通の祖先にたどり着く。
 そして、200万年も遡れば、原人も含めたヒト属の祖先に行き着く。もっと遡れば、人類はチンパンジーやオランウータンなど類人猿と共通の祖先を持ち、類人猿と親戚同士であることが分かるだろう。
 類人猿は小さなサルから進化を遂げたし、サルも含めた哺乳類の祖先は、現代のネズミのような小さな生物であったと考えられている。
 この哺乳類は爬虫類の一部から進化したとされている。そして遡れば、爬虫類は両生類から進化をし、両生類は魚類から進化した。4億年余り昔の古生代にまで先祖をたどれば、人間もすべての動物も、鳥もトカゲもカエルも魚も、皆、同じ祖先に遡ることができるのだ。
 まだまだ祖先をたどってみよう。さらに遡って6億年も昔になれば、私たち脊椎動物の祖先と、昆虫たち節足動物の祖先は共通になる。
 こうしてたどって行けば、ついには私たち動物も植物も同じ祖先にたどり着く、考えてみれば、植物も私たちと同じ祖先を持つ親戚のようなものなのだ。
 はるか昔にまで思いを寄せれば、私たちはお墓参りで、すべての生物の祖先に手を合わせなければいけないのである。
 





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