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2018年1月31日 (水)

弱くて強い植物の話(3) ③

続き:
 このように花が劇的に進化できたのは、子房を持った被子植物が、世代更新のスピードを早めることに成功していたからで、恐竜たちを追い詰めたとも考えられている。
 大繁栄を遂げた恐竜たちが絶滅した理由は、まだ謎に包まれている。
 恐竜たちの絶滅の直接的な要因は、6550万年前にメキシコのユカタン半島に隕石が衝突し、巻き上げられた粉塵が地球全体を覆って太陽光を遮断して、環境が大変動したことが要因であといわれている。
 しかし、隕石が衝突する以前から、恐竜たちはエサとなる被子植物の進化に追いつくことができずに、次第に衰退の道をただっていたことが知られている。
 勿論、恐竜たちも全く進化しなかったわけではない。
 それまでの草食恐竜たちは、裸子植物と競って巨大化し、高い木の葉が食べられるように、首を長くしていった。しかし、例えば子供たちに人気のあるトリケラトプスは足が短く、背も低い。しかも、頭は下向きについている。その姿はまるで草食動物のウシやサイのようだ。これは地面から生える小さな草花を食べるように進化したのである。
 しかし、被子植物の進化速度は、恐竜の進化を確実に上回っていたことだろう。たとえば、被子植物は食べられないように、さまざまな試みをする。その中で、アルカロイドという毒性分を身につけた。恐竜はそれらの物質に対応することが出来ず、消化できずに中毒死を起こしたのではないかと推察されている。
 実際に、白亜紀末期の恐竜の化石を見ると、器官が異常に肥大したり、卵の殻が薄くなるなど、中毒症状を思わせるような深刻な生理障害が見られるという。
 確かに、恐竜全滅の直接的なきっかけは小惑星の衝突だったかもしれない 
 しかし、被子植物の劇的進化に依って、それに対応出来なかった恐竜たちは次第に衰退の道を歩んでいったのである。




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