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2018年1月16日 (火)

先制歯科医療とは ③

続き:
 先制医療を実現するには、社会の考え方を変えていくことも必要である。現在の医療は、発症後の患者への治療が主体である。しかし先制医療のターゲットは、まだ症状のない、一見健康といえる人たちである。
 健康な人がどの程度関心を持つかは疑問であるが、自身の健康に関心のある高齢者は思った以上に多く、知識や情報を公にしていけば、先制医療への協力は得られると思う。
 既存のデータの活用促進も社会全体で検討すべきである。研究者育成も課題である。先制医療を推進するには、基礎研究と疫学研究の両方を理解できる人材が必要である。
 米国で始まっているような、国とアカデミアと企業とが一体になった研究体制 (Public private partnership) が日本にも必要である。長期の観察研究や介入の効果検証を必要とする前向きコホートの実施、
 さらには機器や治療薬の開発が必要となると、アカデミア主導だけでは限界がある。2015年は団塊の世代全員が65歳を超えた年であり、75歳を過ぎると医療費も介護費もこれまで以上に増加していく。
 これからの人たちが健康に長寿を全うできるように、今の時点から積極的に調査研究に取り組んでいく必要があると筆者(阪井)は思う。




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