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2018年1月12日 (金)

Report 2017 健康格差 ①

広多勤(横浜ヘルスリサーチ代表)さんの昨年末の文をコピー・ペー:

 日本でも健康格差の拡大が問題となっている。日本医師会総合政策研究機構(日医総研)はこのほど、日医総研ワーキングペーパーNo.389「貧困・社会格差と健康格差への政策的考察」を公表した。

 同ワーキングペーパーでは、高齢者世帯や単独世帯の増加などの社会構造の変化を背景に、所得分布から算出した社会経済的な格差を示す「相対的貧困率」や所得分布の格差を表す指標である「ジニ係数」が悪化する傾向が顕著であり、

 我が国のこれらの指数は国際的にみても劣悪な水準になっていると述べ、格差の拡大に伴う健康格差の拡大について十分な注意と対応が必要であると指摘する。

 健康格差とは、「地域や社会経済状況の違いによる集団における健康状態の差」と定義される。「健康は自己責任」という考え方が根強くあるが、”健康の社会的決定要因”を研究する学問である「社会疫学」の知見の集積により、個人の責任を超えた社会的要因の影響が明らかになってきた。

 ハーバート大学と日本福祉大学との合同調査でもジニ係数と地域における社会関係の密接さの間には負の相関があり、格差が激しい社会では、人々の心の余裕がなくなって、地域社会の人間関係は疎遠になり、その結果として、人々の健康が損なわれがちであるという結果が報告されている。

 社会疫学の第一人者であるハーバート公衆衛生大学院社会疫学講座教授のイチロー・カワチ氏は、2000年に著した「THE HEALTH OF NATIONS. <日本語版> 不平等が健康を損なう」(日本評論社、2004年)で、

 主にアメリカの経済社会格差がどのように健康格差を生んでいるかを明解に論じて、日本に於ける社会疫学研究の先駆けともなった。




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