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2018年2月13日 (火)

Clinical 大規模災害犠牲者身元確認と臨床歯科医 ④

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 阪神淡路大震災の被災者に対し、歯科的な面での協力を行った兵庫県歯科医師会の報告では、歯科医師は生存者の治療と死亡者の身元確認という両方の作業に関与したという。
 これは、その後に発生した地震災害においても同様であると聞いている。生存者の治療では骨折などの口腔領域の損傷治療はもちろん、時間が経過すれば治療中の歯の処置も必要となってくる。
 また、地震が早朝に発生したため、義歯を外して寝ていた多数の老齢者は、その義歯を失い以後の食物の咀嚼に支障をきたしたという。
 従って、歯科医師は歯科治療や義歯の作製といった面で協力したということである。
 つまり、災害医療面での協力であり、このような作業は、一般の臨床歯科医(開業歯科医)が関わることになると考えられる。
 しかし、地震の場合、地域に開業されている歯科医師も同様の被害を受けるため、診療所が使用できない状態になることが容易に理解できる。
 そこで必要となるのが歯科診療用の車両や仮設診療所の設置である。なお、仮設診療所が法的に認められるか否かについては、今後早急に行政で解決されるべき問題なのだ。
 以上、災害犠牲者のうち生存者と歯科医師の関係について述べたが、連絡経路や出動に関する申し合わせ、医師との連携方法等については別に考えておく必要があると思われる。





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