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2018年3月14日 (水)

Science 「メタボ」と「ぺリオ」 ③

続き:
 歯周病は、歯周病原細菌の口腔内感染に対する宿主応答の結果生じる。炎症に起因する様々な症状である。このいわゆる感染症は、医科の疾患にも病態は異なるものの数多く存在する病態である。
 よって共通言語を成立させるために必要なものは歯周組織に生じている炎症(※)における、①感染源である病原微生物(細菌)の存在、②炎症の強度や範囲(規模)、そしてそれによって生じる③機能障害の程度である(※※)である。
 炎症(※)について
●歯周病原細菌(グラム陰性菌、スピロヘータ)
  Porphyromonas gingivalis (P.g)
  Prevotella intermedio (P.i)
  Aggregatibactter actinomycetemcomitans (A.a)
  Tannerella forsythia (T.f)
  Treponema denticola (T.d) etc...,,,,..
   ・内毒素 (LSP)
●炎症細胞  ●破骨細胞
●炎症性サイトカイン
  IL-1β
  IL-6
  IL-8
  TNF-α
● PGE2  
● CRP    など
   歯周組織破壊に関連する因子
 歯周病の部位には、歯周病原細菌、炎症細胞、炎症マーカーなどが集積し、それが毛細血管を介して全身の組織、臓器に伝播する。
 機能障害の程度(※※)について
 医科との連携時の共通言語の具備条件
 医療関係者であれば、歯周病が感染症で、細菌、炎症、機能障害を伴うことは迅速に理解でき、それらの状態から歯周病の病態、進行度、治療の状況などを伝える方法が考えられる。
●理解し易い概念は感染症であること、炎症の広がりが重篤度と比例すること、そして機能障害が生じること。
◍細菌の存在(病原微生物の優勢度)
 健常時に比較してどの程度歯周病原細菌が口腔内に存在するのか
◍炎症の存在 ~強度・範囲~(炎症面積やマーカーの存在)
 健常時と比較して炎症マーカーがどの程度局所で上がっているか
◍機能障害の程度(噛めるか噛めないか)
 健常時と比較して咀嚼機能がどの程度低下しているか ― を考える。




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