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2018年4月24日 (火)

受動喫煙防止の取り組み―― ②

続き:
1. 日本医師会禁煙宣言
 日本医師会は、禁煙による健康被害から国民を守ることを目的に、平成15年3月「禁煙推進に関する日本医師会宣言」(禁煙日医宣言)を公表。宣言は、日本医師会禁煙推進活動の根幹をなすもの。日医は宣言に基づき、たばこと病気の関係を明らかにしていくと同時に国民の禁煙に協力していきたいと考えている。
 なお、日医は平成23年から敷地内禁煙を実施している。
2. 日本医師会「受動喫煙ゼロ宣言」
 日本は、「たばこの規制に関する世界保健機構(WHO)枠組条約(FCTC)」の締約国となっているにもかかわらず、完全履行を果たせていない状況である。受動喫煙対策は、WHOから世界最低レベルと指摘されている。
 前述の通り、喫煙は喫煙者本人のみではなく、周囲の非喫煙者にも受動喫煙という形で健康被害を及ぼすことから、受動喫煙から非喫煙者を守るために、平成24年2月「『受動喫煙ゼロ宣言』~子どもたちを受動喫煙から守るために~」を行い、妊婦や乳幼児の家庭内での受動喫煙の防止に向けた取り組みや、児童、生徒へのたばこの有害性などについての健康教育を推進している。
3. 日本医師会会員の喫煙と、その関連要因に関する調査
 たばこ対策に対して医師自らが模範を示すことの重要性に鑑み、平成12年に第1回「日本医師会員の喫煙とその関連要因に関する調査」を実施した。以後、4年ごとに実施、平成28年で5回を数えている。
 調査結果の要約として、
 ①平成28年の喫煙率は男性医師 10.9 %、女性医師 2.4%。
 ②男性医師、女性医師ともに喫煙率は平成12年の調査開始以来、調査回数を追うごとに低下。
 ③「医師は喫煙すべきでない」と考える医師が増加。
 ④喫煙問題について十分な教育を受けていないと考える医師が減少。
 ⑤一般国民に比べて医師の方が著しく喫煙率が低くまた喫煙率が減少していた。
 医師の喫煙率は着実に低下してきているが、引き続き禁煙推進に向けて啓発を行っていく必要があると考える。
4. パンフレット「あなたのため、そばにいる人のため、禁煙は愛」
 禁煙、受動喫煙の防止を国民に理解してもらうために、平成29年3月にパンフレット「あなたのため、そばにいる人のため、禁煙は愛」を作成して、たばこ対策を推進。
5. 受動喫煙の防止を強化・実現するための署名運動
 禁煙の必要性と受動喫煙による健康被害への対策に取り組む姿勢を示す必要があることから、日本医師会は、「国民の健康を守る専門家集団」として、国民の健康を第1に考え、例外規定や特例を設けることのない受動喫煙防止対策の強化・実現に向けて、平成29年5月より全国民を対象に署名活動を行った。
 日本歯科医師会、日本薬剤師会日本看護協会に協力をいただき、その結果、実質1か月間で、264万筆を超える多くの署名を集めることができた。短期間でこれだけ多くの署名が集まったのは、国民の健康に対する関心の高さを表しているといえる。





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