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2018年6月15日 (金)

Clinical 歯科診療における緊急時の対応 ①

宮脇卓也(岡山大学大学院教授)さんの研究文を上載する。:
     要 約
 高齢者が増加する状況において、われわれ歯科医師は「医療安全管理」にさらに重点を置かなくてはならない。歯科治療中に「偶発症」が発症した場合、全身状態を評価して適切に対応する必要がある。
 突然の心停止では、救急処置を直ちに開始しなければならない。その他のケースでは、酸素投与、バイタルサインのチェック、必要に応じて追加の治療を行う必要がある。
 最新の知識を定期的に更新し、緊急時に対応できるよう繰り返し訓練することが重要である。
1. 医療安全管理の観点~高齢者の特徴
 高齢者は全身疾患有病率、常用薬剤数の増加やデバイスを用いた加療、および要介護者の割合が高いだけでなく、加齢により全身的な機能が低下し、侵襲に耐えられる「予備力」が低下しており、侵襲に対して全身疾患の急性増悪などの「偶発症」を発症しやすい点が挙げられる。
 近年、「偶発症」という用語の使用に議論があるが、日本麻酔学会の調査事業においても使用されている用語であり、医療ストレスに伴う生体の予期しない全身的な有害事象を表現するのに、的を射た表現であると考えるため、ここでは予期しない全身的な有害事象を「偶発症」として使用する。
   




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