« Report 2018 地域医療連携推進法人 ① | トップページ | Clinical tooth wear の病態と治療指針 ① »

2018年7月 4日 (水)

Report 2018 地域医療連携推進法人 ②

続き:
 日本海総合病院は、2008年に酒田病院と山形県立日本海病院を再編統合し、高度な急性期医療からがん専門医療まで対応できる高機能の新病院となった。
 だが、同病院のような地域の基幹病院も、人口減・高齢化が急速に進む中では、この先自院だけで生き残るのは難しく、周辺の医療機関や高齢者施設が存続して連携していくことが不可欠になっている。
 新法人を足場に、オール酒田地区で陣営を整え、地域包括ケアの確保に取り組む覚悟だという。
 一方、昨年4月に愛知県の認定を受けた「尾三会」は学校法人藤田学園藤田保健衛生大学病院が中心となって7つの医療圏から28法人が参加する大病院主導型の大規模な法人だ。連携推進方針に「統合合併はしない」大原則を明示した上で、連携以上の関係強化で、実効をあげようとしている。
 また、兵庫県の認定をうけた「はりま姫路総合医療センター整備推進機構」は姫路市内にある兵庫県立姫路循環器センターと社会医療法人製鉄記念広畑総合病院の統合を進めることを目的としている。
 両病院は2022年に統合して「はりま姫路総合医療センター」となる予定だ。経営母体が異なり、歴史も文化も診療機能も違う両病院をスムーズに統合するための場として医療連携推進法人を立ち上げて、その仕組みを活用して統合の準備を進めている。
 当初、地域医療連携推進法人には、地域包括ケアシステム構築の強力な原動力になり得ると期待も寄せられていた。しかし、複数の法人が一つの傘下に結集するには様々な障壁があり、法人化を断念したグループも少なくない。
 認定に至った6法人はそれぞれに新制度を活かした活動を進めているので、厚労省では、各法人から実情をヒアリングするなど、この制度をさらに充実させるために検討を重ねている。





« Report 2018 地域医療連携推進法人 ① | トップページ | Clinical tooth wear の病態と治療指針 ① »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/413185/73797829

この記事へのトラックバック一覧です: Report 2018 地域医療連携推進法人 ②:

« Report 2018 地域医療連携推進法人 ① | トップページ | Clinical tooth wear の病態と治療指針 ① »