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2018年8月22日 (水)

ビットコインの展望 ⑦

続き:
 以上のように、ビットコインの開発の背景には、「誰にも管理されずに、自由に世界中に送金できるようにする」というリバタリアン的な発想に基づく、反政府・反権力の思想がある。
 このため、高い匿名性とも相まって、犯罪やマネーロンダリングなど非合法な目的に用いられる可能性が高く、今後、グローバルな規制強化は避けられない状況にあると言えるだろう。
 また、ビットコインの将来性について「通貨の三大機能」からみた場合にも、ビットコインは、一般的交換手段、価値の尺度、価値の保蔵手段のいずれの面からも、十分な機能を果たしているとは言い難い。
 このため、一部でみられているような、米ドルやユーロ、円などの法定通貨を脅かすような存在になるといった可能性は低いのではないか。
 1600種類におよぶアルトコインの中から、いずれビットコインの有する課題と問題を克服して、使い勝手が格段によくなった有力な仮想通貨が出てくる可能性も一概に否定することはできない。
 しかし、以上のような考察から、少なくともビットコインの将来性については、懐疑的にみておいた方がよいのではないだろうか。





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