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2018年8月19日 (日)

ビットコインの展望 ④

続き:
(3) 「価値の保蔵手段としてのビットコイン」
  通貨の三つ目の機能である「価値の保蔵手段」に就いては、ビットコインは機能しているのだろうか。
  ①価値を保存できる保証はない
 
  「価値の保蔵手段」の機能についても、高いボラティリティのため、将来に向けて価値を保存できる保証はない。例えば、2017年12月のビットコインの価格高騰期に1BTC=200万円で購入した人は、2018年6月半ばの時点で70万円程度と保有する価値を約 1/3 にまで減らしており、価値の保蔵に失敗している。
  株式の場合には、PER (株価収益率)やPBR (株価純資産倍率)といった投資指標があり、株価が割高や割安であるかの判断の材料とされる。
  一方、ビットコインには、こうした価格のアンカーとなる指標が無く、何を基に割高とするのか割安とするのかという基準が存在していない。このため、現在のビットコインの価格水準が割高? or 割安? 誰にも判断できないという状況になっている。
  こうしたことから、先物市場の創設といった好材料が出ると急速に値上がりする一方で、ハッキング事件の発生や各国における規制強化といった悪材料が出ると、それに敏感に反応して一方的に売られるといった一方向に傾いた相場展開になりがちであり、その分、変動幅が大きくなりやすくなっている。





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