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2018年9月12日 (水)

Clinical 病因論・時間軸~→歯周治療 ⑥

続き:
7. 長い時間軸で見る
 ここまで有病率、病因論、歯周基本治療、発症、リスクファクター等を検討した。
 歯周治療で「細菌の攻撃と生体防御の均衡の回復」した後に、その状態を維持するためのメインテナンスは、病因論から見れば付け足しで はなく、治療の一環である。
 人の健康は生涯色々な要因により揺れ動く。地域で長い時間軸で見ることにより、均衡が安定しているものから、破綻していくものまでさまざまな患者を経験することができる。
 このことが次の患者への示唆になり治療の改善に繋がっていく。そのためには歯科衛生士とチームワークを組み、たくさんの歯周治療やメインテナンスを行なえるように医院全体で努力していかねばならない。
 歯周治療の歴史は、付着喪失や骨吸収といった組織障害をいかに改善させるのかと、感染症の意味を考えるという2つの傾向があったように感じる。前者はさまざまな歯周外科治療や再生療法の進歩につながり、後者は歯周病原細菌の研究進歩からヒトと微生物の関係にまで広がっていった。
 う蝕予防が効果を上げ、多くの歯を持つ高齢者が増えたため、これまでになく多くの歯周治療を社会に供給していかねばならない。
 特定の歯周病専門歯科医院が受け持つだけでは全く足りない。これまでの歴史を知り、地域の歯科医院で歯周基本治療やメインテナンスを確実に行うことが、ますます重要となってきている。





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