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2018年9月 8日 (土)

Clinical 病因論・時間軸~→歯周治療 ②

続き:
1 歯周病の疫学
 日本ヘルスケア歯科学会の会員診療所・クリニック5か所で、2005年以降に来院した20歳以上の初診来院患者数6569名の歯周病進行度の調査表がある(図-略)。初診時20代の約44%、30代の約72%、40代の約89%の患者に歯周炎が見られた。
 単純に見れば年齢が高くなることが歯周炎のリスクと考えられるが、これは20代、30代で適切な歯周治療やメンテナンスを受けることができずに、年代とともに歯周炎が進行していると見るべきだ。
 患者は主訴があって来院するわけだが、歯周炎の主訴はまれである。主訴に対応することは当然だが、自覚症状の乏しい歯周炎がこれだけの比率で発生しているとなると、
 患者への啓発や歯周治療をコンスタントに提供するための医院・クリニックの体制作りが必要になってくる。疫学データからは地域の歯科医院・クリニックの有り方に大きな問いかけがなされているものと考えられる。
 全国5カ所の歯科医院・クリニックに於ける20歳以上の初診患者の歯周病の進行度
   (2005年以降) ○骨吸収なし□初期■中等度◆重度
20代  ○ 55.9% □ 41.6% ■ 2.1% ◆ 0.4%
30代  ○ 27.9% □ 60.5% ■ 9.6% ◆ 2.0%
40代  ○ 10.8% □ 57.4% ■ 25.2% ◆ 6.6%
50代  ○ 4.5% □ 38.0% ■ 40.6% ◆ 16.9%
60代  ○ 1.8% □ 28.5% ■ 50.1% ◆ 19.5%
70代  ○1.3% □ 26.7% ■ 50.0% ◆ 22.0%     以上: 





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