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2018年10月 8日 (月)

口腔機能低下症について ①

藤井航(九州歯科大学口腔保健学科教授)さんの「誌上臨床講座」より。コピー・ペー :
 日本人の4人に1人以上が65歳以上という超高齢社会を迎え、2018年4月の保険改正より新しく口腔機能の低下を認める高齢者の口腔機能管理の評価が新設された。
 これにより診断される「口腔機能低下症」について本稿では解説したいと思います。
<口腔機能低下症とは?>
  従来の器質的な障害であるう蝕や歯の喪失とは異なり、いくつかの口腔機能の低下により複合的な要因により現れる病態のことを指します。早期から口腔機能低下を適切に診断し、管理することによって、さらなる口腔機能低下の重症化を予防することができ、口腔機能の維持や回復することが可能となります。
  口腔機能低下を放置しておくと、咀嚼機能不全や摂食嚥下障害へ進行し、全身的な健康を損なうことになります。
※  口腔機能低下症の基本的考え方 : 日本歯科医学会より引用
 社会性・生活の広がり低下       意欲低下・うつ        
  口腔リテラシー低下(口腔→関心度) ↓  う蝕・歯周病(歯→喪失) 
             ポピュレーションアプローチ
※オーラルフレイル
             滑舌低下 わずかのむせ・食べこぼし 噛めない食品増加
                    ↓
         地域保健事業・介護予防事業による対応
※口腔機能低下症
            口腔衛生状態不良          口腔乾燥
                          ↓
         咬合力低下   舌・口唇運動機能低下   低舌圧
              咀嚼機能低下       嚥下機能低下
 
                          ↓
                    歯科診療所での対応
※口腔機能傷害
           摂食嚥下傷害          咀嚼機能不全
                          ↓
                      専門的な対応
<口腔機能低下症の診断>
  診断基準は次の7つの症状
     ――→口腔衛生状態不良・口腔乾燥・咬合力低下・舌口唇運動機能低下・
         低舌圧・咀嚼機能低下・嚥下機能低下に就いて検査を行い、そのうち
    3項目以上該当する場合に口腔機能低下症と診断します。



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