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2018年10月13日 (土)

小児の「口腔機能発達不全症」について ③

続き:
 デンティストは今後、「小児の口腔機能発達評価マニュアル」に沿って子どもの口腔機能を評価し、各ステージにおける機能の獲得が遅延している場合には、歯科医療関係者として適切な対応を取ることが必要になる。
 これまで、定型発達を示す小児(― 健常児)の口腔機能発達の異常については、歯科医療行為として公的医療保険の対象となっておらず、口腔習癖や異常嚥下、口呼吸など、放置すれば歯列・咬合や顎顔面形態に異常を来す状態を発見しても、保険外での診療行為として対応を取らざるを得なかった。
 2018年4月からは、口腔機能発達不全症と診断された子どもたちへの、管理・指導が保険診療報酬の対象となり、歯科における口腔機能管理が重要視されることのなった。
 これは小児期の口腔機能発達不全~老年期の口腔機能の低下への対応へと繋がるライフコースにおける口腔機能の重要性を社会に発信する機会となった。
 今後、まず歯科医療関係者がこの疾病の病態を理解し、有効な対応を取るべきであり、国民への啓発が進んだ段階で、一般の歯科医療機関において子どもたちへの口腔機能の管理が可能な状態となっている必要がある。
 そのためには、摂食嚥下機能、咀嚼機能、構音機能や口呼吸を含む口腔習癖、さらに栄養についての適切な評価と対応を可能にするための研修の充実を図ることが重要だ。
 口腔機能発達不全症への適切な対応は、超高齢社会における健康長寿の実現に向けて、我が国の将来を担う子どもたちの口腔機能を歯科から支えるための道筋になると確信している。





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