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2018年10月 5日 (金)

漢方薬処方のポイント――― (1)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
  王 宝禮さんの解説

 ◍ ツムラ立効散エキス顆粒― 1g(単位)― 10.4(単価)―(歯牙痛、抜歯後の疼痛、歯炎

     など) 医療用

    抜歯後および顎顔面領域の疼痛に効果があるとされている。通常の抜歯で抜歯後

    疼痛が軽度と予想される場合には鎮痛効果が期待できるが、難抜歯では十分効果

    は期待できない。象牙質知覚過敏症に対しフッ化ジアミン銀塗布に立効散を

    併用すると治療効果が向上したという報告がある。(証をあまり考えないで処方)

 ◍ ツムラ半夏瀉心湯エキス顆粒医療用―1g ― 22.9― (口内炎→アフタ性口内炎、特に

     再発性に適応があると考える、舌炎にも効果を示す可能性がある。)

    いつも胃がもたれていたり、悪心があったり、腹がぐるぐる鳴って下痢しやすい胃

    腸症状を示す患者の口内炎に用いられる。実証から中間証に用いられる。(適応

    →舌は、厚い白童苔を見ることが多い)

 ◍コタロー半夏瀉心湯エキス顆粒― 1g ― 17.1― (口内炎:上と同じ)

    解説:同上。

 ◍ツムラ黄連湯エキス顆粒医療用― 1g ― 32.8 ―(口内炎:上と同じ)

    平均的な体力があるが、冷え性や腹痛を起こしやすく、胃腸障害がやや軽度

    に適応。実証から中間証に用いられる。(適応となる舌は、舌苔が月賦で黄白滑、

    舌根部でやや厚い場合が多い)

 ◍コタロー黄連湯エキス顆粒― 1g ― 28.0 ― (口内炎:上と同じ)

    解説:同上。

 ◍ツムラ茵蔯蒿湯エキス顆粒医療用― 1g ―8.4 ―(口内炎:上と同じ)

    便秘傾向でイライラがあり、中等度の胃腸障害の患者で、口の中が粘ったり苦味

    を覚えたりするようであればさらに適応症となる。逆に、冷性がある場合には用い

    ないほうがよいとされている。実証から中間証に用いられる。(適応となる舌は紅

    色を呈し乾燥、黄月賦苔が多い)

 ◍ツムラ五苓散エキス顆粒医療用― 1g ― 14.1― (口渇→口腔乾燥症に対する漢方薬

     の代表的なものである。)

    尿量の減少、めまい、体が重いなどの訴えを適応とし、利水作用があることが知ら

    れている。利水とは、体内の水分の代謝異常を調整し正常に戻す働きのこと。即ち

    水分の停滞からくる口渇、浮腫、嘔吐等の症状に対応する方剤。実証から中間証

    に用いられる。(適応となる舌の多くは、湿潤で白賦苔である)

 ◍コタロー五苓散料エキス顆粒― 1g ― 12.3 ― (口渇:上と同じ)

    解説:同上。

 ◍ツムラ白虎加人参湯エキス顆粒医療用― 1g ― 18.1― (口渇:上と同じ)

    糖尿病、シェーグレン症候群、向精神薬、抗不整脈薬の放射線治療による口腔

    乾燥症に対して有効性があり、注目されている。適応は、体のほてりや、疲れや

    すい、多汗、脱水症状や、軽い寒気などを訴える場合がある。実証から中間証に

    用いられる。(適応とする舌は、乾燥、白舌 or 黄舌が多い)






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