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2018年11月10日 (土)

海洋プラスチック汚染とは? ③

続き:
 1-2 プラスチックの蓄積量
 海洋を汚染しているプラスチックは実際にどれほどの量なのだろか?その答えはわかっていない。現時点で分かっているのは、海洋プラスチック汚染はグローバルな問題であること、そして、年を追って悪化している事。
 ガイヤー(カリフォルニア大学教授)らの研究によると、原材料としてのプラスチック樹脂および繊維の世界全体の生産量は、1950年の200万トン~2015年には2.8億トンに増加。2015年迄に生産されたバージンプラスチックの総量は83億トンで、一次プラスチック廃棄物および二次(リサイクル)プラスチック廃棄物の累積量は63億トンと推定されている。
 ガイヤーらは「このうち、12%が焼却され、約9%がリサイクルされ、79%にあたる約49億トンは廃棄され、埋立地や自然環境中に蓄積している」と述べている。
 そして、現在の生産と廃棄物管理の趨勢が続くとしたら、2050年までに、約120億トンのプラごみが埋立地か自然環境に存在することになるだろうと推計している。そうなった暁には、プラスチック業界は世界全体の石油消費量の20%を使うことになる。
 UNEPの2018年のレポートによると、現在では世界全体で毎年1~5兆枚のレジ袋が使われているという。5兆枚とすると、1分ごとに1000万枚のレジ袋が使い捨てられている計算だ。
 これらのレジ袋をつなぎ合わせると、毎時地球を7回覆う面積に達するという。膨大な量のプラスチック製品を我々は使い捨て、膨大な量のプラごみを出し続けているのだ。
 それは、海洋汚染にもつながっている。2017年に国際自然保護連合(IUCN)が出したレポートによると、毎年950万トンものプラスチックごみが新たに海へ流出しているという。





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