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2018年11月23日 (金)

私たちの共通の未来を守る ③

続き:
■命を救う軍縮
 武力紛争がより多くの死者を出すようになり、より破壊的で、より複雑になっているため、命を救うための軍縮に新たなフォーカスを当てる必要がある。これには、共通の基準、(一般市民の)巻き添え被害に関するデータの収集、政策と実施の共有により、人口が多い地域における爆発性兵器の使用を抑制するための新たな努力が含まれる。
 国連は、各国政府が簡易爆発物による惨劇に対処するのを助けるための連携を改善する必要があるだろう。また、武装したドローンといった新たな技術が、国際法の再解釈を試みるのを防ぐための注意を怠ってはならない。
 武器を規制するための国際的なアプローチは、こうした問題の持つ重大さに見合ったものであるべきであり、予防と持続可能な開発のための広範な努力の中に組み込まれるべきである。
 同アプローチは、国レベルにおける、小型の武器やその弾薬の不法取締りを終わらせる活動を支えるための新たなアプローチから始めるべきである。また、紛争を激化し長引かせる上で、武器の過剰蓄積が与える影響に対する、国連機関によるより深い理解が伴うべきである。
 過剰で管理の行き届いていない備蓄兵器の安全、物理的防護を引き続き確実にすべきである。また、とりわけ地域レベルにおいて、軍事費を削減し信頼を醸成するために、新たな協力と対話を育てなければならない。
■将来の世代のための軍縮
 科学と技術における進歩は人類の生活に革命を起こし続けており、将来の世代の安全を危険にさらす可能性のある、新たに」出現しつつある兵器技術について理解することを怠るべきではない。
 新たな兵器技術は、既存の法律上、人道上、倫理上の規範、不拡散、国際的な安定、及び平和と安全に対して新たな挑戦を突き付ける可能性がある。
 兵器の自動化が加速する状況を前に、人類が武力の行使に対するコントロールを確実に維持えきるようにするための新たな措置が必要である。
 サイバー空間における責任ある行動のために、説明責任及び規範、規則、原則の遵守の文化を育てる必要がある。また、産業界、技術者および科学者による責任あるイノベーションを促すために、さらなる措置を講じる必要がある。
■軍縮のためのパートナーシップの強化
 これまでの軍縮のイニシャティブは、政府、専門家コミュニティ、市民社会間での効果的なパートナーシップを伴った場合に、最も成功している。既存の多国間による軍縮機関は、政治的な意思を強め、同機関による活動と専門家間の連携を改善し、活動に専門家をより効果的に取り込むことにより、再び活性化され、より効果的に利用される必要がある。
 国連および地域の組織は、安全保障と軍備管理に関する地域対話のための既存の基盤を強化するために協力すべきである。女性が軍縮に関するあらゆる決定過程に平等に、完全にかつ効果的に参加できるようにするため、いっそうの努力が必要である。
 若い人たちに、変化と軍縮のための原動力となる力を与えるための、教育と訓練の機会を増やすべきである。
 最後に、専門家、産業界、市民社会の代表が、国連による軍縮の努力に、より効果的に関わり参加すべきである。
      (訳文提供 / NPO 法人 ピースデポ より)





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