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2018年12月 9日 (日)

海洋プラスチック汚染とは?パートⅡ―③

続き:
 <3-3 経済への影響>
海洋生態系に対するプラスチック汚染の影響は既に、漁業、海運業、観光業、そして公共部門にも見ることができる。2004年には「アジア太平洋経済協力会議(APEC) の海洋経済は、海洋ごみによって4210億ドルの損失を被った」と報告が出た
● 漁業
  漁業部門では、主に漁船や漁具の破損、漁獲量の減少等。業界全体の損失を見積もることは難しいが、一例として、EUでは、毎年漁船全体で約8170万ドルの損失が出ていると推定される。
  捨てられたり波にさらわれて失われた漁具は、「幽霊漁具」と言う事もある。海洋プラスチック汚染の中でも最も有害なものだ。2009年にUNEPとFAOは、毎年少なくとも64万トンの「幽霊漁具」が発生していると述べた。最近の研究によると、「幽霊漁具」は大きめのプラごみの約50%を占め、「巨大な太平洋ごみ海域」に漂流しているプラスチック汚染の重量の70%を占めている。
  こうした「幽霊漁具」等の海洋プラスチック汚染が生み出す現象が、「ゴースト・フィッシング」で、魚やその他の海洋生物に影響を与える。漁具は海に捨てられたのちも海洋生物を捕まえ、殺し続けるのだ。幽霊漁具のせいで、世界中に5~30%減少している魚類資源もあるのだそうである。
  海洋プラスチック汚染問題は、消費者の購買行動にも影響を与える可能性有り。
  UNEPは、「消費者は、海産物に、マイクロプラスチックが入っていると知れば、リスクが高すぎると考え、需要を減らすかもしれない。そうなったら、漁師や海産物業界の収益が減り、消費者にとっては栄養価値の高いタンパク質が失われることになりかねない」としている。
  次には、●海運業界、●観光業界、●公共部門へと――― と続ける。





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