« 歯科医療人材育成・歯科医療の管理(Ⅰ)―③ | トップページ | 歯科医療人材育成・歯科医療の管理(Ⅱ)―② »

2018年12月24日 (月)

歯科医療人材育成・歯科医療の管理(Ⅱ)―①

続き: 「内の目外の目」第192回の鶴田潤(東京医科歯科大学統合教育機構-准教授)さんの続きの文を述べる。 コピー・ペー:

 「『歯科医療』の将来をどのように考えるか。また、『良い歯科医師』とは何か。そして誰なのか」。この問いから、歯科医療人材 は、オートメーション工場で生産される工業製品のように、その良し悪しを数字だけで決めることはできないものと分かっているからこそ、歯切れの良い回答ができないものである。

◎ プロフェッション (専門職集団)

 「1.その活動が公共への奉仕を指向しており、他者のための奉仕をめざす職業である。2.抽象的知識体系についての長期にわたる特殊な訓練が行われる。3.自らの能力の維持向上に生涯努める。4.その地位を法的ないし社会的に承認されている。5.後進の育成に責任をもつ。6.職場を越えた、同職者による組織を形成する。7.倫理綱領をもち、行動を自己規制する。8.報酬が組織化されており、報酬の多寡がその成功を測定する基準とはされない職業である。」

 一つひとつ読み上げると、「歯科医師」のあり方が述べられているが、これらは「歯科医師免許を持つ個々の人」ではなく集団としての歯科医師、すなわち「専門職集団(プロフェッション)」のあり方の特徴が示されている。 profession は「社会」と契約関係を構築しており、この集団に属するプロフェッショナル(個々の歯科医師)をその構成員として保証することとなる。

 「社会から profession に対して独占権(免許)、自律権、経済的・精神的報酬が与えられる一方、profession は社会に対し、自分たちが提供するサービスの質の保証、他利的な奉仕、道徳心・誠実さ、説明責任の履行を約束する」ものとすると、この社会との相互の信頼関係が、歯科医師の「専門職集団」としての存在の根拠となる。

 さて、この信頼関係の維持について、私たち一人ひとりの歯科医師はどのような意識を持っているのであろうか。 



« 歯科医療人材育成・歯科医療の管理(Ⅰ)―③ | トップページ | 歯科医療人材育成・歯科医療の管理(Ⅱ)―② »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 歯科医療人材育成・歯科医療の管理(Ⅱ)―①:

« 歯科医療人材育成・歯科医療の管理(Ⅰ)―③ | トップページ | 歯科医療人材育成・歯科医療の管理(Ⅱ)―② »