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2018年12月21日 (金)

歯科医療人材育成・歯科医療の管理(Ⅰ)―①

「内の目外の目」 第191回 鶴田潤(東京医科歯科大学統合教育機構 - 准教授)さんは、述べている。 コピー・ペー:

 先生方は「歯科医療」の将来をどのようにお考えであろうか。私(鶴田)にとって、歯科医療の将来を考えるためには、「原石、→志のある受験生の確保」が課題。人材なくして何も始まらない。

 ここでは、原石をいかに磨き、輝き続けさせることができるか私見を述べさせていただく。

 患者であれば、「良い歯医者さんにかかりたい」という願いがあるであろう。ヒトそれぞれに「良い歯医者さん」のイメージがあるわけだが、「良い歯科医師」とはどのような人で、誰であろうか。

 ある出張中に、日本生活が長かった海外の歯科大学教授に次のように言われた。「実経験から日本の歯科医学、歯科医療技術はダントツ素晴らしいとは思うが、日本の歯科医療が素晴らしいとは言いづらい」と。

 その理由を聞いてみると「制度的に、人材管理の点で『基準に満たさない』人材を区別する制度がない」ということであった。感染対策・医療安全に係る規則、法律の遵守、経営管理などにおいて質が高く、とてもきれいな診療所でも、そこで働き歯科医療人材の資質管理が十分でなければ、アウトカムとしての歯科医療の質は不十分であるという認識であった。

 自分を省みると書きづらくもあるが、患者さんが「良い歯医者さん」を探すその出発点として、もしかすると、「目前にいる人が十分な資質を持たない歯科医師かもしれない。私はその人にかかりたくない」という思いがあるのではないであろうか。

 「良い歯科医師」の前に、「普通の歯科医師」は誰なのか。この命題にいかに答えるかが、今後の歯科医療の質管理の一つのポイントとなると鶴田は考える。



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