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2019年1月28日 (月)

トランプ・ザ・パニック ③

続き:
 中間選挙後2週間立った時点でも、トランプはずっと憤懣を爆発させている。選挙翌日の記者会見で(また)ロシア疑惑の質問をしてきたCNNホワイトハウス担当キャップのジム・アコスタから記者証を取り上げ、その週末に第一次世界大戦の終結百年式典に向かうエアフォース・ワンの中では上院勝利を祝って電話をかけてきたメイ英首相に対してイラン対抗策などで突然怒鳴り始め、到着したフランスでは昨今の国粋主義再台頭を批判したマクロン仏大統領の演説を自分(トランプ)への当てこすりと勘繰って悪態をつき、11月10日には雨を理由にパリ郊外の米軍戦死者墓地への訪問を取り止めてチャーチルの孫の英保守党下院議員から「that pathetic inadequate @realDonald Trump (あの、惨めったらしい不適格者のトランプ)」と「あの」呼ばわりのツイッター名で非難され、それでも在パリ米大使公邸スイートでTVを見続けては未だ決しない州や選挙区での票の行方に「選挙泥棒!」「民主党の不正!」と罵倒ツイートを連発し、帰国した途端に墓地訪問キャンセルがおおごとになっていると知るや早速「補佐官が大問題になると教えてくれなかった」と泣き言を言い、しかもその翌日にずらした「復員軍人の日」恒例の大統領によるアーリントン無名戦士の墓参拝も(やはり雨が降っていて)パスし、そして17日には、山火事被災で視察したばかりのカリフォルニアの町の名「パラダイス」を二度も「プレジャー(喜び)」と間違えた――LAタイムズはこのトランプの混乱の様子を「a cocoon of bitterness and resentment (苦渋と憤懣の繭)」の中に引き籠っている、と表現した。
 中間選挙取材を終えて米国から日本に戻り、「トランプは勝った」「トランプの事実上の勝利」「反トランプのうねりは起きなかった」等々の論調に接した。その日本の論者や識者たちはトランプのこれらパニック症例をどう説明するのだろう。まあすでに「痙攣発作的」と形容句の定まったトランプの連射ツイートの滅裂さには驚きもないのだが。
 その「苦渋と憤懣の繭」の中で何をしていたのか、NYタイムズが11月15日付けで詳報している。要は「私設弁護士たちと私的ミーティングを重ね、モラー特別検察官から出された(ロシア疑惑などに関する最終的な)質問書への回答を準備していた」以外には、トランプは、心ここに在らずだったのである。
          狂騒のトランプ




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