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2019年4月 5日 (金)

Clinical 抗血栓療法と歯科外科処置のアップデート ⑦

   
 

続き: 追加項目

 

 ● 医師が抜歯時、抗血栓薬を中断するべきではないと考える症例

 

 ① 人工弁置換術後

     特に、開発初期の僧房弁の機械人工弁置換術症例では人工弁に血栓がつきやすいため。

 ② 心房細動で弁膜症、糖尿病、高血圧の合併症のある患者。

 ③ 心原性脳塞栓症の既往のある患者

     心房細動などの心疾患患者で心臓内に血栓ができ、血栓が剝がれ血流にのって脳動脈に詰まり大梗塞を起こした既往が有る場合。中断

    すると再度、大梗塞を発症するリスクがある。

 ④ 冠動脈ステント留置直後。

 ⑤ 抗リン脂質抗体シンドローム。

 ⑥ 深部静脈血栓症による肺塞栓症(エコノミークラス シンドローム等)。

 ⑦ 先天性抗凝固因子欠乏症

     アンチトロンビンⅢ、プロテインC、プレテインSの各欠乏症・欠損症。

 

 ● <抗血栓薬の休薬開始期間>

     (左側:抗血栓薬名 右側:その休薬開始期間)

 抗凝固薬

       ワルファリン                    3~5日

       DOAC                       1日(重大な手術は2日)

 抗血小板薬

       チクロピジン                   10~14日

       クロピドグレル                  14日

       プラスグレル                   14日

       アスピリン                      7日

       イコサペント酸エチル               7日

       シロスタゾール                   3日

       ジピリダモール                   1~2日

       ベラプロストナトリウム              1日

       リマプロストアルファデクス           1日

       サルポグレラート                 1日

                                                 

                  

 

 

 

 
   

 

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