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2019年4月30日 (火)

Report 2019 麻しんの流行拡大 ②

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 日本でも2019年に入ってから感染例の報告が急増しており、国立感染症研究所の集計では、1月~3月13日までの累計報告数は304例で、2018年の年間累計報告数282例を既に大きく上回っている。日本はWHOから「麻しん排除」の認定を受けている。
 にもかかわらず、感染例の報告が続いているのは、海外で感染した患者の増加と、その患者を契機とした国内での感染拡大があるためだ。
 WHOでは、麻しんは世界中の誰もが感染する感染症の中では最も致死率の高い感染症だとして、2000年に「世界麻しん排除対策戦略計画」を策定し、地域ごとに目標を設けたワクチン接種プログラムで麻しんの排除に取り組んできた。
 排除状態とは、「適切なサーベイランス制度の下、土着株による麻しんの感染が3年間確認されないこと、又は遺伝子型の解析によりそのことが示唆されること」と定義される。
 WHOは、最終的には麻しんの撲滅をめざしているが、その道はなかなか険しい。
 実は、2007年~2008年にかけての麻しん流行時には、日本はまだ「排除」状態には至っておらず、2008年の国内の麻しん患者は1万1013例あったのだ。

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