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2019年6月 2日 (日)

Report 2019 手術支援ロボット ②

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 保険適用にあたって、これらのロボット支援下内視鏡手術については、既存の技術と同等程度の有効性と安全性があると評価されたものの、既存の技術と比較した優越性を示す科学的根拠が不十分として、診療報酬は従来の内視鏡下手術とそれぞれ同じ点数となった。

 そのため、本体価格で1台約3億5000万円~2億円のロボット導入費用や年間約1100万円かかる保守点検費用などは病院の持ち出しになる。それでも新たに保険適用となって各領域では着々と実績が増えており、それぞれ「優位性」を示せるように症例の集積を目指している。

 実は、腎がん、前立腺がんのロボット手術でも、従来の内視鏡下手術の報酬に若干上乗せ点数があるものの採算割れになっている。それでも導入する病院が多いのは、泌尿器科手術に代表されるような複雑で繊細な手術では、より安全、確実に手術ができ、手術をする医師の負担も大きく軽減されるからだ。

 また、医師不足が深刻な地方の基幹病院などでは、「da Vinci (ダビンチ)がないと泌尿器科医が来てくれない」と、不採算を承知のうえで次々と導入に踏み切っているという事情もあるのだ。

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