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2019年7月16日 (火)

Clinical オーラルフレイル●口腔機能低下症を理解する ①

上田 貴之(東京歯科大学老年歯科補綴学講座主任教授)さんの研究文を載せる コピー・ペー:

 

                      要約

 

 2019年5月に日本歯科医師会は、オーラルフレイルは4つのレベルから構成されていると整理。その中で、口腔機能低下症は、オーラルフレイルの第3レベルに位置づけられることが明確化された。――オーラルフレイルと口腔機能低下症について、両者の関係性を含めて解説。

 

はじめに

 

 オーラルフレイルの概念については、これまで様々な議論がされてきた。2019年6月に日本歯科医師会は、『歯科診療所におけるオーラルフレイル対応マニュアル2019年版』を取りまとめ、その中でオーラルフレイルの定義を作成し、4つのレベルから構成されていると整理した。これにより、オーラルフレイルの概念が明確となった。

 一方、2016年に日本老年歯科医学会が口腔機能低下症の定義と診断方法を提唱し、2018年4月の診療報酬改定で病名として認められ、その検査と管理料が保険収載された。オーラルフレイルと口腔機能低下症は、どちらも新しい言葉であり、似た概念を持っていることから両者が混同されることも多かった。

 2018年12月には、日本老年歯科医学会から「口腔機能低下症の検査と診断 ―改訂に向けた中間報告― 」が公表され、その中でオーラルフレイルと口腔機能低下症の関係が修正され、整理された。『歯科診療所におけるオーラルフレイル対応マニュアル2019年版』の中でも、オーラルフレイルの中での口腔機能低下症の位置づけが明確化された。

 『歯科診療所におけるオーラルフレイル対応マニュアル2019年版』と「口腔機能低下症検査と診断 ―改訂に向けた中間報告― 」の内容を中心にオーラルフレイルと口腔機能低下症の両者の関係性を含めて概説する。

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