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2019年8月 5日 (月)

Report 2019 老衰死 ②

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 ところが2000年を境に老衰死は増加に転じた。2012年に6万人を超えて以降も年々急増しており、2018年の集計で初めて10万人を超えた。

 厚労省では、死亡診断書の「死亡の原因」欄の記載を基に WHO が示す「原死因選択ルール」に従って死因統計を作成している。 WHO は「原死因」を「直接に死亡を引き起こした一連の事象の起因となった疾病または損傷」などと定義している。

 死因の統計分類は WHO 「疾病及び関連保健問題の国際統計分類 (ICD) 」に準拠しており、現行の ICD-10 (2013年版)では、第18章「症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」の1項目として「老衰」が記載されている。

 だが、実は「老衰」という”診断”には医学的に明確な定義が存在しない。

 厚労省が発行している「平成31年度版死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル」によれば、死亡の原因としての「老衰」は、「高齢者で他に記載すべき原因がない、いわゆる自然死の場合のみ」用いるとしているが、原死因を「老衰」とするかどうかは、ドクターの経験や考え方に由って判断が変わる。

 

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