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2019年9月13日 (金)

<内の目 外の目> 第201回 「口腔がん撲滅委員会」って何? ①

柴原孝彦(口腔がん撲滅委員会代表理事、東京歯科大学口腔顔面外科学講座主任教授)さんは述べている。 コピー・ペー:

 

◎ 日本の口腔がん事情

 

 2019年2月に元アイドルの舌がんがこうひょうされた。有名人がカミングアウトもさることながら、「舌がん」への脚光はいささか奇異に感じる。いかに舌がん(口腔がん)の認知度が低く、その病態を知る人が少ないかを物語っているようだ。

 口腔がんは、40年前に筆者(柴原)が学生の頃に学んだ教科書では「約3000人/年の罹患者数、性差は3:1で男に多く、60歳以降の喫煙・飲酒歴のあるヒトに好発」と記載されていた。しかし、現在では様相は一転し、「罹患者数は年間10000人以上、女性が増え男女比3:2、非喫煙・非飲酒者の罹患、若年比の傾向」が明らかになってきた。

 増加を続ける口腔がん対策として、第一発見が一般開業歯科医院が多いことから検診活動に着目し、大学の教室では先代の教授(1992年)から地域歯科医師会と共に実績を重ねてきた。28年間に及ぶ検診活動だが、口腔がんの罹患者および死亡者数の増加に歯止めはかからず、認知度が低く気付かなかったケース、治療不可の進行したケースなど悲惨な患者にいまだ多く遭遇する。一大学の力不足を痛感し忸怩たる思いである。 

 

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